認知行動療法 大阪メンタルサポートオフィス

地下鉄・南森町駅、JR・大阪天満宮駅  徒歩2分
06-6355-5311
完全予約制・ご予約受付時間:11:00〜17:00

認知行動療法とは

人間の気分や行動が 認知のあり方(ものの考え方や受け取り方)の影響を受けるという理解に基づいて、認知の偏りや問題行動を修正し、問題解決を手助けすることによって精神疾患を治療することを目的とした短期の構造化された心理療法です。

~ 出来事-自動思考-感情-行動の相互関係に注目した心理療法です ~
「現実の受け取り方」や「ものの見方」を認知といいますが、認知に働きかけて、心のストレスを軽くしていく治療法を「認知療法・認知行動療法」といいます。 認知には、何かの出来事があった時に瞬間的にうかぶ考えやイメージがあり「自動思考」と 呼ばれています。「自動思考」が生まれるとそれによって、いろいろな気分(感情)が動き、行動することになります。ストレスに対して強い心を育てるためには「自動思考」に気付いて、それに働きかける事が役立ちます。

<詳しくは、下記の「ブログ」で説明しています。>
http://ameblo.jp/oms-cbt/entry-11969364557.html

認知療法・認知行動療法は高い効率性とエビデンス(実証性)が認められ、うつ病や適応障害、不安障害(全般性不安障害、社交不安症、パニック障害など)、双極性障害(躁うつ)、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、強迫性障害、パーソナリティ障害、解離障害、身体症状症(身体表現性障害)、摂食障害、大人の発達障害(自閉症スペクトラム、ADHDなど)、統合失調症などの多くの障害やストレスマネージメントなどに広く実施されています。

認知行動療法に基づくカウンセリング

認知行動療法は、ストレス性のうつや不安などに効果のある心理療法として、その効果が実証されています。当機関では、認知行動療法に基づくカウンセリングを通じて心の健康の回復をサポートします。

(注) 当機関は医療機関ではありません。医療的対応が必要とする方に対しては、医療機関あるいは精神科医、心療内科医をご紹介いたします。

認知行動療法の進め方

認知行動療法では、「自動思考」と呼ばれる、その時々の出来事に自然に湧き起る自動的な 思考やイメージに注目して、カウンセリングを進めていきます。それによって認知の歪みをとらえ、それを修正しながら、気持ちを軽くし、問題に適切に対処できるように手助けしていきます。
ただ単にクライエント様の言う事を傾聴し、共感するだけでなく、認知の修正を図るため、様々な技法を使い構造的な面接を進めていきます。症状によっては、認知的技法だけでなく、行動療法的技法も用いて、問題解決を図っていきます。
傾聴するだけでなく、認知の歪みを見つけ出し、それを解決していく為の質問も多くしていきます。また、問題解決スキルも求められる為、カウンセラーのスキルや経験が重要な要素となっています。
認知行動療法の全体的な流れは、下記の通りです。


(例)うつ病の認知行動療法の流れ

1. インテーク面接:最初の1~2回で主訴及び現在起こっている問題やその経緯、既往歴などをお聞きしていきます。症状の理解のための情報収集段階ともいえます。心理・精神症状の問題・対人関係の問題・職業上・学業上の問題・健康の問題・経済的な問題・余暇・娯楽の問題・その他。生育歴や家族関係、学校や職場の状況なども必要に応じて確認していきますが個人情報の守秘義務に関しては十分配慮されますのでご安心ください。
2. 認知モデルについての心理教育もインテーク面接の中で行います。
出来事-自動思考-感情-行動の相互関係を理解し、認知行動療法を進めていく知識を習得していただきます。また、今の状態を知るためうつや不安の心理テストも実施し、クライエント様の状態を総括的にアセスメント(査定)していきます。
3. 日々の実生活での状態を把握するため、行動記録表モニタリングシートを宿題(ホームワーク)として出していきます。これは治療と治療をつなぎ、来談と日常生活を結ぶもので、面接で話し合った事を考えたり、行動してみたりする目的があります。宿題といっても、学校で出されていた気が重いものとは違いますから、安心してください。クライエント様が、より早く回復する上で役に立つ課題で、具体的な内容は、クライエント様と治療者がそのつど無理がないように話し合いながら決めていくものです。
4. その後、非機能的思考記録表などを作成していただき、クライエント様の自動思考の特徴的なくせ(認知の歪み)に気づき、その奥にあるスキーマ(信念)を分析していきます。認知行動療法は、科学的に事実を検証しながら、新しい考え方を見つけていく心理療法です。
*非機能的思考記録表は、DTRとも呼ばれ、認知の歪みへの介入方法の一つです。状況や自動思考を整理し、適応的な新たな思考を考えて記入していきます。その考えの確信度や感情の強さを数字で評定していくことが特徴としてあげられます。これによって、自分自身でその効果を確認する作業が行われることになります。
5. 考え方が変わってきたら問題を解決する方法や人間関係を改善する方法も練習していきます。
1~5のような流れで認知への介入を進めていきます。新しい柔軟な考え方を実際に毎日の中で生かして使っていくことで、クライエント様の気持ちが楽になり、ストレスに対する抵抗力も高まってきます。

 

認知行動療法のエビデンス



<ご相談内容・個人情報に関しては、秘密を厳守いたしますのでご安心下さい>